今回の串本では、グラスワールドでボラの大群に出会いました。が、今まで、この時期には出会ったことがなかったのと。ボラの群れの動きが下から上にグルグルと回転していました。群れの雰囲気も、なんだか、ちょっと殺気だったような感じで、みょうにわさわさしていました。
ボラの産卵時期は、冬なのですが、あの、おいしいカラスミは、成熟期のボラのメスのお腹の中でまるまると大きくなった卵巣を天日干しして、出来るのですが。その最盛期は、11月から12月ごろなので、ボラの産卵は、12月頃だし、九州や台湾あたりの南のほうでするんだと勝手に思っていましたが、ネットで検索してみると、高知沖でも産卵をしているらしいのと、カラスミは伊豆でも作っていました。産卵時期も11月から2月ぐらいの期間があるらしいです。
たぶん、今回会った群れは、産卵行動だったような気がします。去年の暮れに須江の内浦でも一瞬ボラの大群が出たらしいので、串本沖でも産卵しているような気がします。しかし、この群れはグラスの南西の方向から、真っ黒な固まりでグルグル回りながらやってきて、僕たちの頭の上で10分ほど回り続け、西の方へ去っていきました。奴らがさった後は、しろ〜く濁っていました。
24ミリ+MK3で撮りました。しかし、すごい群れでした。