須江の砂地に穴を掘って、たぶんトラフシャコがいました。こいつは、初めて見ましたが、なんだか、電子要塞のレーダーのような目をしたヤツです。モンハナシャコの目もすごいですが、こいつは、いっそうすごいです。この複眼から逃れることの出来る獲物はいないように思えます。しかし、ヤツに世界はどう見えるのでしょうか、トンボもそうですが、複眼というのは、いえば、ひとつひとつの目はマクロレンズのような感じで、それが何個も並んで広角な視野を視野を確保出来るのだそうです。ひとつひとつは、細かく精密に見ることが出来、それを何万個もつなげて大きな視野を認識できるはずですから、なんだか鬼に金棒のような目なのかもしれません。ちなみにトンボでは2万個もの目があるそうです。ですから、この目は、少しの動きも逃すことないんでしょうね。たぶんヤツの目には目を動かさなくても360度の半球が見えるんだと思います。そうして、この目だけを砂からだして、動かさなくても良いので、敵には、発見され難い、なんだかすごい目なんですね。
K10D+M.プラナー100ミリで撮りました。