2006.12.15
今年も、もう押し迫ってもう後2週間ちょいですね。で、今年も、だいたい約200本にちょいたらないくらい潜ることができました。年の初めが、ちょっとブルーな始まりにしては、まぁまぁかな?

で、恒例の今年のトピックスですが、とにかく一番は、なんといっても8月に柏島で出会った、ナミダカサゴさんです。それまで、ナミダカサゴの写真は、1枚しかないとか、20年まえに採取されたっきり、見つかったことがないとかいろいろな伝説のナミダカサゴさんをこの目でしっかりと見ることが出来たことです。
で、瀬能先生の「ナミダカサゴとニセボロカサゴについては最近少し研究が進んでおり、今回のものはナミダカサゴに同定してよいと思います。一番の違いは、ナミダカサゴの場合、背鰭の鰭膜に切れ込みがほとんどないことです。それに対してニセボロカサゴでは鰭膜が大きく切れ込んでいます。この点に注目すると、ナミダカサゴはむしろニセボロカサゴよりも記録される頻度が高いかも知れません。また、日本にはまだ和名の付いていないこの仲間が2種ほどいて、鹿児島大学の博物館の本村氏が中心となって研究が進められています。」という同定までいただき、とても幸せな瞬間でした。

100ミリで撮りました。あんまりしつこかったんで、ちょっと怒られてしまいました。