2006.11.21
前回の須江の内浦で、カミソリウオのペアーに会いました。大きな雌と小さな雄のペアーでした。暫く観察していると雌の卵嚢がときおり開きます。するとそこへ雄がカラダをくの字にして近づきます。多分、交接なんだと思います。雄の色はまだいわゆるカミソリウオのこい茶色ではなくうすいベージュで肉眼では透けているような感じでした。これほど、遊泳力のないサカナがどうやってこの広い海で出会うのかはわかりませんが、伴侶を見つけてここをすみかにしたようです。
で、今週の彼らです。もうすっかり雄はいわゆるカミソリウオカラーになっていました。多分今週の中頃の大潮の終わり頃にお腹のタマゴはハッチアウトするんじゃなかろうかと思います。こうして、このカミソリを見ていると昔、ホソフーライと言っていたサカナは、色が変わる前のカミソリの雄のような気がしています。

100ミリで撮りました。今回、ちょっと気分を変えて古いEf100ミリを使ってみました。この写真ではよくわかりませんが、USMの100よりさらに甘い描写ですね。それがいいのか悪いのか・・?使い用は使いようですが・・・?