6番目は、この、多分コウイカの仲間のタマゴに出会ったことです。イカのタマゴは、いろいろと見たことがありますが、このハッチアウト間近のイカのお子様を見た時は、ちょっと鳥肌モンでした。(いやぁ、岡崎さん感謝です。)イクラほどの大きさの中にちっさなイカ君がつぶらな瞳でいたのには、一発で撃ち抜かれてしまいました。
話は、変わりますが、先日ディスカバリーチャンネルで偶然見た、子象をライオンが襲うシーンがありました。それをカメラマンがレンジローバーに乗って間近で撮っているのです。レンジローバーをライオンと子象の間に入れ、うまく子象を逃がすことは簡単そうでしたが、彼らはそれをせず、ただ撮っているだけなのです。そのうちライオンに追われ、疲れ果て地面に倒れた子象は哀れライオンの餌食になったのですが、彼らは、あえて子象を助けない道を選んだのです。できるだけ野生には関わらないで見ることにだけ集中するのです。彼らも普通に感情のある人間なので無惨に殺される子象の姿には心を痛めます。でも、ライオンにとってもこのハンティングは生きる術なのです。そして、その野生を間近に目だけになって見続けることがカメラマンの全てなのです。ちょっと心打たれました。
100ミリ+テレコン、1DsMK2でとりました。
|