週末は串本へ行ってきました。ダイビングは日曜だけでしたが、未明に激しくなった雷も朝には止み、晴れ間が覗く一日となりました。水温も23度超えたカンジで、なかなか快適な海でした。
今年の夏から、秋にかけて全然潜っていないブランクダイバーにとって、海の中は懐かしく新鮮でとても楽しいのですが、今回はちょっと悲しいものを見てしまいました。この傷だらけのテングダイです。多分、一緒に泳いでいた仲間の何匹かは捕食者にやられ、彼だけこの備前の岩陰に命からがら逃げてきたんでしょう、胸ビレはほとんどなくなり、尻ビレや背ビレもぼろぼろです。反対側の左目はほとんど見えて居ないようです。近づいてもほとんど逃げる力もなさげに岩陰にたたずんでいました。多分このまま餌も充分にはとれず、死んでいくんだろうとは思いますが、テングダイの誇りだけは汚さないよう堂々と泳いでいる姿は、見るものの涙をさそいます。
15ミリ+1Dsmk2で撮りました。かれの最期であろう勇姿を一枚・・・。
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