2005.11.22
今年は。水温がなかなか下がりません。11月も終わろうとするこの時期でも、須江では22〜23度、串本も23度となかなか快適でした。これも、黒潮がちょっと近づいてきたお陰でしょうか・・・、が、そのためかはわかりませんが、サカナがたくさん獲れるので、アンドの鼻には定置網が入ってしまい、会えなく今シーズンはクローズとなってしまいました。

テンクロケボリガイがトサカでタマゴを産んでいました。撮っている時は、貝にピント合わせるのに必死でなんかあやしいなぁと思っていましたが、イマイチ確信が持てず、粘りませんでしたが、やっぱり貝の左奥にびっしりとタマゴがついていますね。テンクロケボリガイは、純粋にトサカに寄生して、トサカのポリプを食べてしまう貝ですが、トサカそのものを殺してしまうほどの悪さはしません。(もし、何かのひょうしにこの貝が大発生したらトサカは全滅するでしょうが・・・?)まぁ、自然界にはよくある光景です。一方ぼく達の人間の世界は寄生に対して、滅茶苦茶不寛容です。まぁ、宿主である人間を殺しちゃうマラリアなどはまぁ、しゃぁないですが、それほど悪さをしない寄生虫や細菌も根絶やしにするくらい目の敵にして退治してきました。が、新型インフルエンザの脅威は段々と近づいているらしいし、いつまでたってもそうした脅威が減ることはありませんね。

100ミリ+1Dmk2で撮りました。