今日は、天候特異日の文化の日でしたが、あいにくの曇り空、雨も少し落ちるといったぐずついた天気でした。まぁ、こんな文化の日もあるんやなぁ。
この写真は、安良里の漁港の奥の造船所も方を見たものです。手前にあるカツオ船は、なんでももうここではカツヲ漁をやめるらしく、売りに出されているということです。かつては、この舟に何人もの腕自慢の男たちが乗り込んで、威勢のいい声と共にカツヲを捕っていたんでしょうね。その船もこうして、今はさびしく買い手を待つ身となったワケです。栄枯盛衰、世の生業とはいえ、なんだかさみしいものです。ところで、この後に写っている舟は、あの若大将の光進丸です。この船も最近ではあんまり沖に出ることもないらしいということです。この日は、この奥の造船場で映画撮影をやっていました。鈴木京香主演で、来年公開予定の「コオロギ」という映画らしいです。最近ずーっと安良里でロケやっているらしいです。なんだかそれだけで華やいだ感じになる。安良里の田舎さ加減が妙に心地よい一日でした。
1Dsmk2+50ミリF1.0で撮りました。こうしたやぶにらみのような写真は、フィルムのカメラの方が、雰囲気があっていいかも・・・?
ところで、なんかで見たんですが、今年の7月、中判、大判カメラは日本で359台ぐらいしか売れなかったそうです。これはペンタの645もマミヤの67も国産の中判、大判カメラを合わせたぜ〜んぶの数だそうです。同時期、アメリカはなんと85台、ヨーロッパでは169台ぜ〜んぶ合わせて613台です。もうやってられへんとコンタックスやブロニカが手を引くのは当たりまえやわなぁ・・・・。でも、この写真のこんなシチュエーションはやっぱ中盤の方が雰囲気あるんとちゃうかなぁ。
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