2004.10.26
先週末は、紀伊大島も串本も台風23号の余波で透明度は5メートルぐらいとかなりの悪コンディションでした。おまけに大きな波のせいで、地形も少し変わっていました。そんな海の中でも、生き物達は、とても活発でした。この写真は紀伊大島のナギザキのトップで見つけたキンギョハナダイのお子様です。彼女は、なんとなく背骨が透けてるでしょ、多分台風で漂着して着底したばっかりだと思います。岩の割れ目にいつでも隠れられる場所で泳いでいました。そばには、ちょっと大きめのおねぇさんや同じくらいの大きさの仲間達も一緒に泳いでいました。小さな体で一生懸命泳いでいる彼女たちを見ているととても「安らいだ」気持ちになってきます。生きているということがそれだけでとても「愛おしく大切なもの」と思えるからかもしれません。

100ミリで撮りました。1Dmark2は10D等に比べるとCMOSがやや大きいので、10Dに慣れた後だともう一息倍率が足りなく感じます。D60を使い出したばっかりのころは、その画角の狭さに慣れるのに結構苦労したことを考えると、人間やっぱ勝手なものです。