秋の気配も感じさせる9、10月になると海の中はかなり賑やかになってきます。初夏の頃からいろいろなサカナたちが産卵を繰り返し、幼魚や死滅回遊魚などで、賑やかになってきます。種にもよりますが、そろそろ産卵の季節も終わり、だんだんと冬へと近づいていていくはずなのですが、今年は、あれほど沢山台風が接近したにもかかわらず。また、台風です。週中頃にはひょっとするとまた、また、列島上陸といった案配です。おまけにその後にもうひとつ現れ、「ちょっとあんさんえーかげんにしておくんなはれ!!」といったところでしょうか、台風も毎年必ずやってくるんで、全然こない年もあきまへんが、今年のようにこれで何個目や・・・!!両手でたらんようになると、ちょっとこれは、顔もひきつり、奥歯を噛みしめて「あんたなぁ、ええかげんにしといてんかぁ」と拳をにぎって、お天道はんに文句のひとつやふたつ言ってみたくなります。が、天気にはかてまへんので諦めるしかないのですね。でも、今年、山のそばでは、クマがえらい現れるように、海の中もきっと何かの影響があるのだろうと思います。
この写真は鏡に映った自分をライバルのオスと勘違いして威嚇しまくるトウシマコケギンポです。彼らのつばぜり合いは最初体長を比べるように横を向き決着がつかないと見ると、やおら噛みつきあいになるのですが、普通、一瞬で終わります。が、この鏡に写った敵は、なかなかひるみません、しばらくつかみ合いが続きましたが、あまりの長さにちょっとへろへろになって、このギンポは穴へと帰っていきました。
100ミリで撮りました。
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