2003.9.19
沖の根にいたシマウミスズメです。このサカナは別にどこにでもいる超普通種ですが、なかなか愛嬌たっぷりの泳ぎ方で僕たちダイバーを和ませてくれます。ハコフグの仲間なんで表皮に粘液性の毒を分泌して身を守るらしいです。でもいつもその毒を出しているわけではなく、攻撃を受けたときに分泌がはじまるらしいです。ここからは、個人的に思っているだけなんですが、それに加えて表皮の色をなんとなくヒョウモンダコ(かなり強い毒をもったタコ)に似せているようなきがするんです。「かんだら怖いでぇ」とまわりに宣言しているようなかんじですかねぇ。実際、他のサカナに追い回されているのは見たことありませんし、いつも体表に毒を分泌していたら、ホンソメさんやアカホシ君達にクリーニングしてもらうこともできませんものね。
そして、彼ら「グッグゥ」といったカンジで鳴くんです!なんでも産卵の時にオス、メスがお互いしっぽの方から近づいて産卵するときにその音でコミュニケーションをとっているんじゃないかといわれています。が、彼らは比較的簡単に捕まるんです。バディは、ときどき捕まえて、その鳴き声を聞いています。ある日頭のトゲを指に刺して、毒は大丈夫か真剣に心配していました。(良い子の皆さんはまねしないようにね)

100ミリで撮りました、このくらい近づくと、シマウミスズメは「もう、うざいなぁ」とでも言いたげに逃げていきますが、泳ぐのが遅いので、比較的簡単に撮ることができます。